REQST blog

今日のレクスト

一石四鳥ポイント!

今夜6/21のライブ配信で初披露する、レゾナンス・チップ Wの新技 “一石四鳥ポイント” です。

まずは装着写真をご覧ください。

ラックの棚板にレゾナンス・チップ Wが取り付けてあります。これの何が一石四鳥なのか?

1. ラック棚板の上面
2. ラック棚板の前面
3. ラック棚板の下面
4. 機器の底面

ラックの棚板は1枚なのですが、部屋の壁対策を想像すると各壁面が音に影響しているのがわかります。ラック棚板も各々の面を制振してみるのが面白そうなのです。

特に、ラック棚板の下面は、下段機器の天空とも言える場所なのに未開拓地帯。新たなオーディオの扉を開く可能性を秘めているのかもしれません。

一石三鳥までは強引ながらも納得していただくとして、最後の機器底板はどのように制振しているのか? 写真をご覧ください。このようにレゾナンス・チップ Wをフォーミングしています。

矢印のワイヤーを上に向けて機器底板に触れさせています。これで一石四鳥ポイントの完成です。

レゾナンス・チップ Wのワイヤーの反力で、ピッタリと棚板にフィットしません。ですが、落っこちなければグラグラで構わないのです。レゾナンス・チップ Wは触れているだけで効果を発揮するよう開発していますので、このような離れ業セッティングが楽しめます。

プレーヤーとDAコンバーター、アンプの3か所のラック棚板に、レゾナンス・チップ Wの一石四鳥ポイントを投入。装着位置は、機器底板のどこに触れるのが効果的かを考え、電源スイッチ下あたりにしてみました。

出てきたサウンドは、誰も見たことのないセッティングですから、誰も聴いたことのない音が飛び出しました!

まず驚かされたのが空間の見通しの良さ。音楽の霧が晴れたよう。そして一音一音のパンチの強さ。この小音量でもガツンとくる存在感を体感すると、今までのヘナヘナパンチには戻れません。

 

 

【レビュー:オーディオが映像を超えた日】──────────────

今夜のライブ配信でお披露目する8か所全てにレゾナンス・チップ Wを装着し、ランチを挟んで試聴してみました。レゾナンス・チップ Wを馴染ませる時間を取りたかったためです。1時間ほど経過後に聴いてみました。

「おおおっ!!!!!」

アナログだデジタルだといった論争は、もう過去のもの。どんなフォーマットでも足元に及ばぬサウンドがそこに存在していました。

久しぶりに『ライブ・イン・パリ / ダイアナ・クラール』を試聴。この作品は素敵な映像付きもあるのですが、完全にオーディオが勝利した瞬間です。

ライブ映像は、どのように高画質になろうと、映画を超える大画面にしようと、迫力は増すものの実体験と錯覚することはありません。映像の構図やカット割りは、目で見る光景とは異なる魅力だからです。

一方でオーディオのライブ音源は、究極に再現を高めればどのようになると想像できるか? ライブ会場のスピーカーから鳴る音と錯覚できるところまでは実体験化できるはず。

そんな夢のオーディオ世界が、ランチ後のレクスト開発ルームに存在していました。比較試聴が不要な音で鳴る、今までに聴いたことのない『ライブ・イン・パリ』。間違いなく、目を閉じればそこはパリのライブ会場でした!

「これぞオーディオ! 私たちが聴きたかった音! 家にライブ会場がやってきた!」

映像をオーディオが超えた瞬間。これだけ映像作品が溢れた現代では、音だけのオーディオは古臭い娯楽なのだろうかと、少し考えるようになっていました。映像という大容量データを家庭に届けることができなかった時代の、音だけならレコードで楽しめるよ~という昭和フォーマットではないのかと。

そうではなかった! オーディオだけが成し得る、ライブ会場そのままを家庭で再現できる魅力を再確認できた!! 未来のオーディオを初体験し、これからのオーディオが進む羅針盤を手に入れた実感があります。

皆さんと一緒に、私たちはレゾナンス・チップ 誕生から25年かけて、このサウンドを手に入れました。素晴らしすぎる、レゾナンス・チップ W!