大きな魚を釣り上げるには、やはり攻めたポイントを狙う必要がある。虎穴に入らずんば虎子を得ず。そんな名言 & 格言たちが身にしみた、今回の新ポイントでした。
必要なのはレゾナンス・チップ GPが2セット。フル装備する場合は、合計4セットのレゾナンス・チップ GPを使用します。
ある意味、禁じ手ポイントの解禁です。なぜ禁じ手だったのか? それは若干の技術が必要なことと、ライブ配信イベントでのデモンストレーションの難易度が高いこと。
でも、もうなりふり構わず、最高のサウンドを一緒に目指そうではありませんか!
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狙うはスピーカー・ターミナルです。スピーカー側だけでなくアンプ側のターミナルにも有効。ですので、スピーカーとアンプのフル装備となると、レゾナンス・チップ GPが4セット必要になってくるというわけです。
技術が必要な理由は、スピーカーターミナルの締め付け具合。ターミナルのトルク調整は「ペットボトルのキャップを閉めるときくらいの力加減」と著書で解説してきましたが、実際にクリニックへ行った際にチェックしてみると、締め付けトルクが弱めなお宅が多かったです。
逆に、著書を読んでいない方のターミナルは、渾身のパワーで締め付けてあり、これでは音が硬くなってしまいます。
ということで、スピーカーターミナルを攻めるときは、従来の提案では締め付けトルクの関係ないポイントを推奨してきました。
ですが、レゾナンス・チップ GPの特性として、ギュッと若干の圧を加えたときのほうが、ミラクルが起こる可能性が高いのも事実。そこで禁じ手ポイントであるスピーカーターミナルを攻め、レゾナンス・チップ GPをスピーカーケーブルと一緒に締め付けるという技を研究してみました。
案ずるより産むが易し。レゾナンス・チップ GPを一緒に挟み込んだほうが、なんだか締め付けトルクの良い音で聴ける幅(=当たり判定)が広いように感じました。これならば、誰がやっても成功間違いなしかも!
スピーカーターミナルへのレゾナンス・チップ GPを挿入する位置にのみ、使いこなしの勘どころがあります。下の写真をご参照ください。Yラグを使った例ですが、基本はスピーカーケーブル直結でも同様。ターミナルの、よりスピーカー本体に近い側へレゾナンス・チップ GPを挟み込みます。
出てくるサウンドは、まさにマッシブ & テンダネス!
ガツン! とくるレゾナンス・チップ GPの特長はもちろん、広いサウンドステージと繊細な感情表現が素晴らしい!スピーカーが大化けし、音楽を朗々と再現する様に、皆さま狂喜乱舞していてだけること請け合いです。
スピーカー側だけなら約6千円の投資、アンプ側にもフル装備したとしても1万円強の投資。とてもその程度の額でのアップグレードではありません。
写真は、R-Padシリーズや制振バナナラグを一旦外して、分かりやすいように撮影しました。バナナプラグやスピーカーケーブルに既にレゾナンス・チップ GPを装備していたとしても、R-Pad系にレゾナンス・チップ GPを合体させていたとしても、今回のターミナル新技を追加することで掛け算の音質向上効果が狙えます。
明日1/24のライブ配信では、R-Padシリーズや制振バナナラグといった従来の対策はそのままに、ターミナル新技でレゾナンス・チップ GPの脅威のアップグレードを体感していただく予定です。
ライブ配信で心配なのは、スピーカーターミナルを触ったときに、スピーカーの精度の高いセッティング位置がズレてしまう恐れがあるところ。慎重に作業する練習をしてみましたが、やはり成功率は70%程度。こうなったら、スピーカーが動いてもいいように、レーザー墨出し器によるレーザー基準線を出しっぱなしにして挑もうと思っています。
どうぞお楽しみに!